妻には相談できない!男子的家族の悩みアレコレ!パパ友談義!

今回は、親子代々港区大地主の佐藤さんに、ご家族全員の出身校である、良家の御子息が多く通う学校としても名高い成城学園について、お話を伺いました。幼稚園〜大学までの一貫校について、奥さま本人、お子さまの代にまで渡って50年見続けてきて気づいたこととは!?

西川
佐藤さんは2人の息子さんのパパなんですね。ご長男は社会人とのことですが。
佐藤
はい。現在、長男は大学を卒業して代理店に勤めて3年で、次男は中2になりました。2人とも幼稚園からずっと一貫して成城学園です。
大久保
佐藤さんご自身は中学校から、奥さまは幼稚園から成城学園なんですよね?
佐藤
私は実家が元麻布なので、小学校は近所の港区立本村小学校でした。幼稚園や小学校からの附属出身者の地元の悪ガキな友達をたくさん見てきたので(笑)、息子2人を幼稚園から成城学園に入れるのは反対でした。でも、妻の意見が強かったですね(笑)。
西川
ご両親が成城学園(※1)出身ということは、お受験対策はバッチリだったんですか?

#成城学園(※1)

東京都世田谷区成城に幼稚園から大学まで同じキャンパスにある私立の一貫教育校。
文部官僚として近代日本の教育制度の確立に大きな貢献をした澤柳政太郎が、「本当の教育」を目指して1917年に私立の小学校を設立したのが、成城学園の始まり。
一貫教育校の中では珍しい小学校からの始まり。
この成城学園小学校から教育理念を受け継ぎ独立して創立されたのが、同じく幼稚園から大学まで一貫教育の玉川学園や和光学園。
成城学園に通う生徒たちは、成城っ子と呼ばれ、明るく自由な校風で、個性を大事にする教育方針。
同じく玉川学園の生徒も玉川っ子、和光学園の生徒も和光っ子と呼ばれ、成城学園と同様に個性を大事にする明るく自由な校風。 玉川学園は良家の子女が多数通うことで知られており、卒業生には森山直太朗、山口もえ、木村佳乃、小澤征悦、田村正和などの芸能人をはじめ、小渕優子などの政治家も輩出。

佐藤
次男が幼稚園受験する10年ほど前のことですが、あらかじめ紹介者から、面接で減点されるような受け答えをしない具体的なポイントをいくつかアドバイスいただいて、そのことだけ気をつけました。幼稚園受験はほぼ親(※2)しか見ていない感じでした。ただ、ここ2、3年で成城学園の体制も変わって、まずは学力のある子供を入学させようとシフトしたみたいで、幼稚園の兄弟枠(※3)も実質なくなり、親や兄弟が成城っ子でも、入りにくいようです。

#幼稚園受験はほぼ親(※2)

幼稚園受験は、「親の受験」とも言われています。
幼稚園受験は、子供がまだ物心がほとんどついていない3歳時の受験なので、親の面接が重要視されます。
子供に対する両親の教育の考え方や、幼稚園の教育方針に対する親の理解度、子供のしつけ方などが合否に大きく左右するようです。
また親の面接同様に非常に重要なのが、入学志願書。
親の頭を最も悩ませる1つで、入学志願書には志望理由や家庭の教育方針、子供の長所や短所、志望幼稚園の教育方針についてなど記入する項目が多岐に渡ります。
幼稚園側は、この志願書と親面接で子供に対しての両親の考え方や教育法はもちろん、親の背景…仕事面や経済力までを調査しているようです。
また、どのくらいその幼稚園に熱意があるかも重要で、その熱意を幼稚園の入学志願書と面接に込めなければいけません。
また熱意だけでなく、家庭の教育方針や子供のしつけ方と幼稚園の志望動機をきちんと整合性を踏まえて志願書に記入し、親面接に備えなければいけません。
それ故に幼稚園受験は、親の受験と言われるのです。
同様に小学校受験も、親の重要度は高いようです。

#幼稚園の兄弟枠(※3)

公にはされていませんが、多くの幼稚園では入園試験に様々な優先枠があります。
その代表的な優先枠が「兄弟枠」。
お兄ちゃんやお姉ちゃんが在園や卒園の場合、入園が最優先されるというもの。
通園実績のある家庭は、その幼稚園の教育方針をきちんと理解していて、その家庭環境や両親の背景もわかっているため、幼稚園側も安心して受け入れられるのが大きな理由とされています。
でも、最近は大学までの一貫校の幼稚園では、この「兄弟枠」の優先が昔よりも弱くなっている傾向にあります。
小学校受験においては「兄弟枠」は効かないケースがほとんどなようです。

大久保
成城の小学校の授業は、国語算数理科社会だけでなく、「遊び」「散歩」「劇」とか独特(※4)ですよね。授業でザリガニ釣りをしたり、劇は先生も一緒に演じたりしていますよね。

#「遊び」「散歩」「劇」とか独特(※4)

成城学園小学校の特徴の1つが、子供の個性を伸ばすことを最重視する教育理念に基づいた、特色のある授業カリキュラム。
1、2年生では「遊び」の授業があり、教師から教わるのではなく、いろいろな「遊び」を自分で工夫して考ながら感性、創造性を磨いてゆきます。
さらに興味や新しい発見を大切にするための教育として「散歩」という授業もあります。
まさに「散歩」することが授業で、目的を持たずにブラブラ散歩することで、普段気づかないような自然や現象を見つけたり、新しい気づきによっていろいろな感動や体験を通して、人間性を深めていくのが目的です。
3年生からは「劇」という授業が始まります。
先生も生徒もみんなで企画し想像し演じながら、様々な劇を考えます。
これによって人間関係を深め、想像力を育むことを大切にしています。
また、これ以外にも「つながり」「舞踊」など、他の小学校には見られない教科があり、自由で個性的な発想を大切にしながら、人に対する思いやりや社会性を育む教育をしています。

佐藤
小学校はクラスごとに全く方針が違うんです。クラス担任の裁量が大きく、生徒と先生の相性が良ければ最高なんですが、そうじゃない場合もあるので良し悪しです。ただ、最近は先生もカリキュラムも変わってきているそうです。
西川
父兄の参加も多いんですか?
佐藤
参観日などはないんですよ。逆にいつでも学校に来て、参観してOKなんです。勉強よりも、劇発表会とかクラスデーとか合唱などのクラス対抗の行事にすごく情熱を燃やすので、子供たちはイキイキと楽しそうに過ごしているようです。
西川
自由な感性が育まれますね!
佐藤
性格にもよりますが、間違いなく柔軟性のある子供に育ちますね。縦割りな学年を超えた教育により、先生をあだ名で呼ぶくらいなので、性別や年齢や性別による分け隔てがなく、物怖じしない人懐っこい子が多いです。
西川
コミュニケーション能力が問われるこれからの時代に向いてるんじゃないでしょうか?
佐藤
ただ、点数でガツガツ競い合うということをほとんど経験しないので、そういう競争力の部分では弱いと思います。私の長男を見ていても、愛想が良いので第一印象は抜群な好印象です。「愛され力」の高さがずば抜けていて…そういう卒業生を多く排出している印象です。
大久保
息子さんは2人ともスポーツは?
佐藤
私が中学からラグビーをしていたので、長男は中学から、次男は小学校からラグビー部(※5)に入っています。成蹊や青山、学習院、慶應なども小学生からラグビー部がありますが、成城は全国大会で優勝するような強豪ではないんです。でも、みんなでONETEAMとなり頑張るので、結束力は強いです。精神力も鍛えられます。それと成城学園の中で体育会系OB会組織(※6)が一番しっかりしているのもラグビー部ですね。他の学校もラグビー部OB会の結束は異常なくらい高いようです。

#小学校からラグビー部(※5)

成城学園では小学校から中学、高校、大学までラグビー部があります。
小学校〜大学まで一貫してラグビー部があるのは慶應、青山学院、玉川学園、成蹊で、小学生から交流戦を行っています。
ラグビーによるOBのつながりはとても深く、一生涯な付き合いになっていくようです。
2014年には「成城ラグビーアカデミー」も発足。
小学校低学年から大人までラグビーを楽しみながら、プレースキルの向上だけでなく、ラグビーによって人格形成にも貢献することを目標とした団体組織です。

#体育会系OB会組織(※6)

同じスポーツで汗を流した卒業生たちで構成されるOB会の結束は、社会人になってからもとても強く、プライベートだけでなく、ビジネス面でも強力な繋がりになっています。
体育会系出身の学生は、肉体はもちろんメンタルも鍛えられ、厳しい上下関係を経験しているので、縦社会への順応性も高く礼儀正しく、忍耐力、実行力、精神力も強い人が多いので、就活でもとても有利に働きます。
社会人になってからも体育会食特有の結束力の高さ故に、OBとの強い繋がりでビジネスチャンスや人脈は広がり、仕事に有利なネットワークが働いています。
特に電通や博報堂などの大手広告会社や、巨大総合商社や大手証券にラグビー部やアメフト部、野球部、サッカー部の出身者が多く、そのメンバーの結束力も強力です。
大手メーカー、製造あらゆる業界の中で就職難関と言われる人気メジャー企業でも、体育会出身者は先輩のみならず後輩の面倒見もいいので、人気人材です。

西川
ラグビーは学校を卒業して社会人になってからコネクションが強く生きますよね。それに「愛され力」が加われば、コミュニケーション力が問われる時代に、ビジネス面でよりアドバンテージになると思います。だから、息子にはこれからラグビーをやらせて行きたいですね!
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PROFILE

西川将史Masashi Nishikawa

二児のパパであり京都出身の実業家。大学卒業後、大手IT企業の営業職を経験。その後、投資用不動産専門ベンチャー企業に転職。 2008年11月、渋谷区にて株式会社センチュリオンを設立。同社は、設立以来300棟以上の投資用不動産を投資家へ提供し、投資家の資産形成を行ってきた。2018年からは資産形成サービス「Elephant℃」、保険代理店向監査システム「監査のミカタ」、AR事業「センチュリオンAR」、個人情報保護システム「ドイトル」その他民泊認証システムなどをリリース。現在は、センチュリオン他、複数の会社の経営や事業への投資を行っている。

株式会社センチュリオンHP
http://www.cent.co.jp/
センチュリオン社長ブログ
http://blog.livedoor.jp/centlog/