妻には相談できない!男子的家族の悩みアレコレ!パパ友談義!

パパ友談議も5回目となりました。今回はお受験の先輩パパとして杉山さんが参戦。幼稚園、小学校、中学校と受験をクリアしてきた経験談を赤裸々に明かしていただきました。

西川
10月の小学校受験がもう間近になってきました。とにかく毎日、臨戦態勢です!
大久保
ラストスパートですね。 ここが頑張りどころですよ。 杉山さんはどのような子供のお受験をされてきたんですか ?
杉山
うちは娘なんですが幼稚園、小学校とお受験して一昨年、中学校を受験しました。
西川
娘さんは、女子校御三家 (1 ※)の 1つに通っているんですよね 。凄いです !

#女子校御三家 (1 ※)

東京23区内にある「桜蔭中学・高等学校」「女子学院中学・高等学校」「雙葉中学・高等学校」の女子校3校をまとめた総称。
女子の大学進学率が伸びた1980年代から【女子校御三家】と呼ばれ始めました。
3校とも伝統校でお嬢様学校で、難関大学への高い合格率を誇りながら、それぞれ独自の校風を持っていることで知られています。
「桜蔭」は、御三家の中でも特に真面目な女子が多いと言われており、東大合格率は女子校の中で長年首位を誇っています。
中学1年生から週に1時間「礼法」の授業を行うこともあり、勉学に励むことはもちろん、礼儀正しい子供たちが多く通っていることで知られています。
「女子学院」は、千代田区一番町にあるプロテスタント校で、中高6年間の一環教育を活かしているのが特徴です。
効率よく授業を行うために、3学期制が基本の日本の学校の中で、珍しく2学期制(前期4月~10月、後期11月~3月)を導入しています。
理科の実験・観察やレポート、国語の読書指導や作文など、テストの点数主義というよりは、自らよく考えて経験を通して見識を深めていくことを重視しています。
「雙葉」は、通称「四谷雙葉」と呼ばれ、幼稚園から付属があるのが特徴です。
幼稚園は男女共学ですが、小学校から女子校になります。
国内では、田園調布雙葉、横浜雙葉、静岡雙葉、福岡雙葉の4校の姉妹校があり、さらに海外でもシンガポール、マレーシアなどにもあり、広く展開しています。
「雙葉」の学校の特徴としては、ボランティア活動や校内清掃など、カトリックの精神に基づいた全人教育を実践し、学業は外国語教育に力を入れています。
全学年で週に1時間の「宗教」の授業があるのも特徴。また明治初期の設立時より英語教育を重視していることもあり、中学3年時にはフランス語も必須科目になります。
ちなみに男子中学・高等学校の御三家と言われているのは、「開成中学・高等学校」「麻布中学・高等学校」「武蔵中学・高等学校」。
また幼稚園御三家と言われているのが、「若葉会幼稚園」「枝光会幼稚園」「愛育幼稚園」。
私立小学校の御三家と言われているのが、「青山学院初等部」「学習院初等科」「慶應義塾幼稚舎」と、それぞれ御三家がグルーピングされているようです。

杉山
私が特別に何かをしたってことはないですが、小学校1年生の頃から算数の塾には通わせていました。やっぱり算数は勉強の基礎になりますし、そこで試験の差がついてきますから。あと娘は本が好きでよく読んでいましたね。そして4年生からサピックス(※2)に通い始めました。

#サピックス(※2)

中学校受験に欠かせないのが、言わずもがな学習塾通い。
なかでも「開成」「麻布」「武蔵」「慶應」「早稲田」などの難関中学校を目指す小学生たちが必ずと言っていいほど通っているのが、「サピックス」「日能研」「四谷大塚」「早稲田アカデミー」など。
その中でもトップクラスの難関中学校への高い合格率を誇るのが、【サピックス】です。
通常は小学4年生から通い始めるようですが、港区や渋谷区などのお受験熱が高いエリアでは、小学1年生から通う家庭が多数。
渋谷校などの人気校舎では小学3年生の頃にはクラスが埋まってしまうので、小学校1年生から通わせているそう。
ちなみに小学1年生時から7月、1月、3月にクラス分けテストが行われ、成績順にクラスが決められます。
小学6年生になると、各クラスの中でさらに成績順で座席が決められ、成績上位順に前列から並びます。
否が応でも子供たちの成績が即座にわかってしまう、過酷な中学校受験の一面を実感します。
カリキュラムの特徴として、中学校受験で最も重要になってくる算数を重視。
小学5年生で小学校で学ぶ基本的な算数のカリキュラムは終え、小学校6年生では中学受験用の応用問題を1年間繰り返し勉強するという、他塾よりも先を進むのが【サピックス】流。
また宿題の量の多さでも有名で、家庭内でのスケジューリングや環境作りなど親御さんのサポートが必須です。

大久保
港区の小学生は、小学1年生からサピックスに通っているようです。渋谷校なんかは1年生から入塾していないと満員で入れなくなると言われてるほど。
杉山
小学校のお受験に比べれば、低学年の頃の塾代は高くないと思いますが、6年生になると週末の講座や夏期講習などアドオン(※3)的なものが増えて、どんどんお金もかかってきます。小学6年になると土日も含めて週5で塾通いが当たり前に。それに苦手教科の対策のために家庭教師をつけたりと、結局なんだかんだとコストがかかってきましたね。

#アドオン(※3)

小学校お受験でも、中学校受験でも、高校受験でも学習塾の通常の講習以外で、さらに強化したい科目をプラスで受けることを、親御さんの間では通称【アドオン】と呼んでいます。
中学校受験の学習塾の入会金や学費は、高額な小学校お受験塾に比べるとそれほどではありません(ある程度高額ではありますが…)。
しかし通常の講習だけでなく、春期講習、夏期講習、冬期講習、模試や科目別テスト費用が追加。
子供の学年が上がるにつれて、特別講習も増えてどんどん高額になっていくようです。
小学6年生になると、前述の講習に加えて、志望校対策講習、面接対策用の模試など、志望校対策に必要とされる科目を追加で受講していかなければいけません。
さらに中学受験直前には、志望校向けの「正月特訓」や「特別特訓」と、【アドオン】が増えていきます。
また苦手科目克服のための学習塾とは別に家庭教師をつけたりと、さらに塾以外の【アドオン】も増えていくそう。

西川
毎日働いているパパよりも子供の方がハードですね。中学校は何校か受験されたのですか?
杉山
1月に千葉と埼玉の中学校(※4)を受験しました。本番慣れという意味もありまして、千葉の受験のときは自宅から遠いので、受験校近くの幕張のホテルに前泊。ホテルもお弁当とか送迎がついた受験パックを設定しているので利用しましたね。

#千葉と埼玉の中学校(※4)

中学校受験で、東京、神奈川の私立中学校と千葉、埼玉の私立中学校では、受験日が異なります。
東京、神奈川は2月1日~3日に試験日が集中。
千葉、埼玉は1月に試験が行われます。
そこで2月の東京、神奈川の私立中学校入学試験の前に、1月に入学試験が行われる千葉、埼玉の私立中学校も受験するそう。
ちなみに東京、神奈川、千葉、埼玉の私立中学校の併願校と本命校との組み合わせは、「7校出願→5校受験→3校合格」の「七五三」が一般的な首都圏の中学校受験のフォーメーションだそう。
東京、神奈川の私立中学校を第一志望としている子供たちの併願校の中で一番難関なのは、千葉県の私立学校の「渋谷教育学園幕張中学校・高等学校」。
通称「渋幕(しぶまく)」または「渋谷幕張(しぶやまくはり)」と呼ばれ、海外の大学進学にも力を入れており、海外生活経験のない生徒でも海外大学に進学できるようなカリキュラムも行われています。
2017年には東大合格率数全国4位を誇り、日本のトップクラス進学校として有名です。
東京の女子校御三家を受験する子供たちの併願校として人気なのが、埼玉県の私立女子中学校「浦和明の星女子中学・高等学校」。埼玉県内の最難関女子校で、高校募集をしない中高一貫校として有名です。
1月までに千葉、埼玉の私立中学校の試験を受けて合格をもらい、その後2月の東京、神奈川の私立中学校の試験にも望んでいくケースが、首都圏の中学受験の多いパターン。

大久保
お受験では両親の事前校長面談(※5)や親子面接に家庭調査的な願書など、親の比重が高いですが、中学受験ではどうですか?

#事前校長面談(※5)

有名私立小学校のお受験では、事前に両親の面接が9~10月頃に行われることが多いようです。
これを【事前学校面談】と呼んでいるそうです。
校長先生、教頭先生や事務局長などから、両親の仕事、子供についてなどいろいろと質問をされ、履歴書めいたものを提出します。
小学校のお受験では、両親の考え方や志望校への教育方針の理解度、子供との接し方など細かく面談でチェックされます。
さらには、寄付金の有無、両親の経済状況までもが、この【事前学校面談】で確認されることが多いようです。
そこで小学校のお受験対策塾では子供の両親向けのお受験対策として、学校研究会を開いているところがほとんど。
大々的には公表していない各私立小学校の【事前学校面談】ですが、お受験対策塾では、この【事前学校面談】の情報やタイミングも把握しています。親の模擬面接の指導をしてくれたり、塾主催で有名小学校の校長先生や教頭先生を招いて講演会を開いたり対策をしています。
また小学校お受験の必須でもある親の志願書を添削して、赤字チェックもしており、親御さん対策も欠かせません。
ちなみに杉山さんは、小学校お受験において親と子の受験における重要度の比重は“親8:子2”ぐらい、と経験談から話されていました。

杉山
中学受験にも親の面接がある学校が一部はありますが、原則的に子供のテスト結果でほぼ決まります。なので、塾通いが必然に。中学受験で通うサピックスでは毎月クラス分けテストがあって、成績順で席まで決められます。すべて可視化されているわけなんです。今どき会社で営業成績 とかで社員の順位を決めたりしたら、SDGs的にも社会的にもアウトですよね。子供もつらいだろうなぁと思いますよ。
大久保
公立小学校に行っても、小さいうちから塾通いになるので、子供の自由な遊び時間を奪ってしまうと思っています。ですから、私はインターナショナルスクールを選択しました。
西川
ここまで受験をされてきて幼稚園、小学校、中学校でどれが大変でしたか?
杉山
中学受験ですね。期間も長いですし、塾からの宿題も大量。そのうえ、親が一緒に勉強しないと受験勉強についていけませんから。しかも子供の反抗期などとも重なったりもしますし。でも 中学校に入っても気が抜けないんですよね。1年生から鉄緑会 てつりょくかい(※6)という塾に通っています。

#鉄緑会(※6)

圧倒的な東大合格率を誇る東京大学受験指導専門の学習塾が【鉄緑会】。
1983年に設立され、東大医学部の同窓会組織「鉄門倶楽部」の“鉄”、東大法学部の同窓会組織「緑会」の“緑”の2つの文字が塾の名前の由来になっています。
男子校御三家の「開成中学・高等学校」「麻布中学・高等学校」「武蔵中学校」と、女子校御三家の「桜蔭中学・高等学校」「女子学院中学・高等学校」「雙葉中学・高等学校」の他、「海城中学・高等学校」「筑波大学附属駒場中学校」など中高6年一貫の難関校に通う生徒のみを対象として、中学1年生では試験を受けずに入塾できます。
東大専門塾というだけあり、講師陣はほぼ全員が東大生、東大大学院及びその卒業生から構成されています。
中学1年生から、すぐに大学受験に向けて勉強をそのままし続ける勉強熱心な子供たちが集まり、多くの東大生を輩出しています。

大久保
やっぱり大変ですね。この先、留学なども考えられているんですか?
杉山
中学1年生の夏休みのときに、3週間ほどスイスのボーディングスクール(※7)を体験していました。視野やコネクションを世界に広げることは、子供の頃から重要だと思いますし、自分で考える力もつきますね。

#スイスのボーディングスクール(※7)

ヨーロッパで多いのが、【ボーディングスクール(寮制学校)】。
とくにイギリスとスイスに多く、杉山さんの娘さんは中学1年の夏休みに2週間ほど、サマースクールでスイスのボーディングスクールを体験入学しました。
英語力アップはもちろんのこと、世界的な視野を養ったり、これから20年後、30年後に各分野で世界を引っ張っていく各ジャンルや企業のキーマンとなる子供たちと交流し人脈を深めるきっかけにもなっているようです。
またスイスのボーディングスクールは、世界中の名門・名家のご子息が集まっているだけあり、学費も桁違いに高額なのが特徴。
スイスのレマン湖沿いにある「ブリラントモント・インターナショナル・スクール」では、宿舎代と合わせた年間学費は約900万円。
ルガーノ湖沿いにある「ザ・アメリカンスクール・イン・スイス」の学費ふ約1000万円。
特に超名門として有名な「ル・ロゼ」は、世界中の大富豪のご子息が集まっており、その年間学費はなんと約1500万円。
それだけの財力があるご家庭の子供たちが通うだけあり、スイスに来るための飛行機は、プライベートジェットが多いとか…。

西川
うちは中華系の学校も志望校に入れています。小学校の6年間に中国語を学んでおかないと100%習得するのは難しいらしいんです。
杉山
スタンフォードなど世界のトップ大学も中華系の学生が多いです。進学先もグローバルな選択肢を考えていく時代になっていくでしょうね。
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PROFILE

西川将史Masashi Nishikawa

二児のパパであり京都出身の実業家。大学卒業後、大手IT企業の営業職を経験。その後、投資用不動産専門ベンチャー企業に転職。 2008年11月、渋谷区にて株式会社センチュリオンを設立。同社は、設立以来300棟以上の投資用不動産を投資家へ提供し、投資家の資産形成を行ってきた。2018年からは資産形成サービス「Elephant℃」、保険代理店向監査システム「監査のミカタ」、AR事業「センチュリオンAR」、個人情報保護システム「ドイトル」その他民泊認証システムなどをリリース。現在は、センチュリオン他、複数の会社の経営や事業への投資を行っている。

株式会社センチュリオンHP
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センチュリオン社長ブログ
http://blog.livedoor.jp/centlog/