名門私立小学校への合格のために欠かせないのが、お受験対策の塾です。
なかでもメジャーな塾が「ジャック幼児教育研究所」。
1969年に体操教室としてスタートし、今年で50周年を迎える老舗の幼児教室で、有名小学校の断トツの合格実績を誇ります。
都内中心に教室があり、広尾教室は慶應義塾幼稚舎と東洋英和女学院、お茶の水教室は筑波大付属と白百合学園、渋谷教室は青山学院と慶應義塾幼稚舎と聖心女子学院、四谷教室は学習院と雙葉小学校、目白教室は立教と早稲田実業などそれぞれの教室によって小学校への対策コースが変わってきます。
授業中は親が教室の後ろで子供たちの様子を見守り、服装にも気を配るが事が求められます。
さらに授業料が高額なことでも知られ、パパも大変です。
小学校受験では学力だけでなく、運動能力も問われます。
体操を通して心と身体を育成し、有名小学校に多くの合格者を出していることで知られているのが、東京は青山に教室を持つ「こころとからだ塾」。
幼少期の運動指導のパイオニアである野口俊秀先生のメソッドをもとに、スポーツを通して子供たちに学ぶ喜びや感動を植え付けていきます。
少人数制をとっており、常に入会待ちの状態です。
また体操教室だけでなく、子供が面接受験などで人前に出たときに緊張しないように、ここ一番で力をきちんと発揮できるトレーニングとして、男の子だと空手、女の子だとバレーを習わせる親も。
都内の有名私立小学校の学校説明会は、5月、6月からスタート。
入学志望者が多く集まるため、事前予約が必要な小学校も…。
受験する数年前の年少、年中から学校説明会に参加する熱心な親も多くいます。
グローバル化、ダイバーシティ化が進む中、英語を身に着けることがますます重要だと考える親御さんが増えています。
我が子を幼少期からいかに英語に触れさせられるかの環境作りを考えています。
特に東京周辺にお住まいのご家庭で、最近英語力重視の教育を考える親御さんが増えています。
そこで幼稚園や小学校が終わってからの放課後に、我が子をインターナショナルスクールなどが開設している英語のアフタースクールに通わせるケースが増えています。
英語のアフタースクールの授業内容は、単純に英語の読み書きの勉強だけではなく、ダンスやヨガ、ゲームなどを通じて親しみを持って覚えさせる授業も多く、子供が楽しく英語を学べる環境作りをしています。
また最近ではプログラミングやアート、サイエンスなど授業もバラエティに富み多様化しております。
幼い頃から英語の環境に慣れさせることで、将来は英語で論理的に考え、英語で意志や意見を伝えられる人間に成長してほしいと考えております。
小学校受験の考査項目として最近多くの学校が採用しているのが、行動観察。
子供の行動を試験官が観察し判断していく考査で、その観察内容は「小集団での共同・協力作業」。
学校によって観察形式はさまざまで、学習院では玉投げによって「規律を守れるか」をチェック。
雙葉は「動物の家づくり」、早稲田は「箱積み」、暁星は「お土産をわける」などが定番となりつつあるそうです。
お受験塾での授業や講習での対策はもちろんですが、日ごろから子供らしく遊んでいるか、集団の和を乱さないか、人の物を無理やり奪わないか、隣の子に優しく接しられるか、挨拶はきちんとできるか、きちんとお行儀よく椅子に座っていられるか、きちんと静かにお弁当を食べられるか、箸をきちんと使えるかなどなど、毎日の日常生活の行動なども、この行動観察で見られます。
毎日、子供らしく過ごせているかも試験官が見るポイントになっているのです。
もうひとつ小学校受験の試験として多いのが、ペーパーテスト。ペーパーとは言っても、読み書きなどの筆記試験ではなく、ふたつ足したサイコロの数を青ペンで規則正しく丸で書くとか、多数重ねた積み木の数と同じ数の積み木に丸をつける、植物、動物、食べ物などのカテゴリーが同じものを線で結ぶ、おはじきが書かれた紙を何枚か出して合計でいくつになるかなど、パズルのような算数的な問題が多く、正しく理解して答えを導いているかを問われます。
そのため対策として、塾から何十枚ものペーパー対策問題を宿題として渡されて、家に帰ってから親がきちんとつきっきりで問題を解いていく事が求められます。最初は難しいためペーパーに苦手意識を持ってしまう子供も多いようで、親も根気強く丁寧に、やさしい問題から解かせていき、まずは自信を持たせる事から始めていくことが肝心なようです。
入学志願書はパパ、ママの頭を最も悩ませるもののひとつ。
志望理由や家庭の教育方針、子供の長所や短所など記入する項目が多岐に渡ります。
学校側はこの志願書と必ずお受験につきものの親面接で両親の経済力や仕事背景、性格、子供に対しての考えを調査します。どのくらいその学校に対して熱意があるかを調べるために、学校の教育方針と家庭の教育方針と志望動機をきちんと整合性を踏まえて記入していかなければいけません。
そこでお受験対策塾では子供の両親向けのお受験対策として、学校研究会を開いております。
塾では子供の授業の他に親の志願書を添削して赤字チェックしてくれたり、親の模擬面接をして指導してくれたり、はたまた塾主催で有名小学校の校長先生や教頭先生を招いて講演会を開いたり、親御さん対策も欠かせません。
特に志願書は早めに手に入れ、何度も熟考して丁寧に書くことが合格への第一歩となります。
また小学校受験の前に、その小学校に所縁のある紹介者を立てたり、受験の何ヶ月か前に小学校の教頭先生や校長先生、理事長などに学校相談、教育相談と称して事前面談のアポを取り、受験前にきちんと両親が小学校と接触していくことも重要です。
そうした親が対応しなくてはいけない細かいスケジュールやポイントを教えてくれるのもお受験塾の利点です。
まさに小学校受験は子供だけのものでなく、家族あげての受験と言えます。
お受験した小学校でも、お受験の塾でも、最後に言われるのは、一番大切なことは、合否ではなく、同じ目標を目指して家族一丸となって努力した、家族の絆が養われたことです、と。
西川将史Masashi Nishikawa
二児のパパであり京都出身の実業家。大学卒業後、大手IT企業の営業職を経験。その後、投資用不動産専門ベンチャー企業に転職。 2008年11月、渋谷区にて株式会社センチュリオンを設立。同社は、設立以来300棟以上の投資用不動産を投資家へ提供し、投資家の資産形成を行ってきた。2018年からは資産形成サービス「Elephant℃」、保険代理店向監査システム「監査のミカタ」、AR事業「センチュリオンAR」、個人情報保護システム「ドイトル」その他民泊認証システムなどをリリース。現在は、センチュリオン他、複数の会社の経営や事業への投資を行っている。
株式会社センチュリオンHP
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センチュリオン社長ブログ
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