公立小に通う1年生の息子さんと幼稚園年中の娘さんの2児のパパである早川さんがパパ友談議に参加。仕事上の先輩的存在である杉山全功さんも参戦され、4人の熱い談義が交わされました。
「くもん、いくもん」でおなじみの日本公文教育研究会が運営する学習塾。
公文式は、高校の数学教師だった公文 公(くもんとおる)氏が始めた学習指導法で、個人別・学力別学習を特徴としています。
0歳〜社会人まで学べる、昭和の時代から続く学習塾で、日本全国津々浦々にある、誰もがお馴染みの学習塾です。
昭和の時代の子供たちは、そろばん塾、習字教室、公文が習い事の三種の神器的な感じでした。
そんな昔からの普遍的な学習塾で、やさしい問題から高度な問題へと、スモールステップで進む教材を用いて「ちょうどの学習」を続けることで、自分で学ぶ力を身につけていきます。
小学校お受験用対策塾の勉強は、受験に合格するための、小学校のお受験テストの特徴に合わせて克服するためのテクニック勉強が中心です。
しかし、公文は、例えば幼稚園児、保育園児の年代ならば足し算引き算の簡単な徹底した反復学習やひらがなカタカナの徹底した反復書き取りをし、勉強する力、机に座る力、学ぶ力と、年代に合わせた基礎学習力をしっかりつけていくことを大事にしています。
公文なら勉強の基礎、特に国語と算数をしっかりと学んでいけるということで、渋谷区や港区のお受験対策塾とは別に、各地域に必ず公文の教室はあるので、私立や公立、インターナショナルスクールなどの小学校に入っても、ずっと通わせ続けているご家庭も多いようです。
月謝も2000円代からなので、放課後に学童保育的に学べますし、特に小学校に入ってからも、自宅から遠い私立やインターに通っているお子さんは、放課後、自宅近くの公文に通うこと地元地域の子供たちとのコミュニケーション、交流にもなるようです。
また早川さんのように小学校受験をしない、中学受験に備えているお子さんでも、公文には通わせているケースが多いようです。
それは、受験とは関係なしに幼稚園や小学校低学年の頃から学ぶ力、覚える力、算数、国語の基礎学習の反復学習で習慣的に勉強する習慣を身につけることを大切に考えているからで、早川さんの他にも、多くの親御さんが通わせている要因です。
なぜ、公文が普遍的に今も人気で誰もが通っている理由、中学受験に欠かせない理由を、この注釈の最後にも解き明かされ、再確認できます。
4大中学受験対策塾の1つ。
ちなみに他の3つの塾はサピックス、日能研、早稲田アカデミー。
それぞれの塾の特徴として、サピックスや日能研は、テストの成績で席順を決めるなど生徒を競わせて鍛えようとするので、勝ち気で自尊心の強い子には向いているそうです。
とくにサピックスは「開成」「麻布」「武蔵」、いわゆる中学御三家をはじめとする超難関校への合格実績が最も高い塾として有名です。
早稲田アカデミーは、他の塾よりも宿題の量が多く、2泊3日の勉強合宿があるなど、体育会系のハードな塾として知られています。
四谷大塚は、1954年に日曜教室からスタートした老舗塾で、自塾のテキスト「予習シリーズ」は市販もされており、全国的に見ると多くの受験生がこのテキストを使って勉強をしています。
解説が丁寧で、「なぜそうなるのか?」という物語まで紹介。読んでいるだけでも楽しめる作りになっており、4大中学受験塾の1つ、早稲田アカデミーも採用しています。
また中学受験直前の仕上がり確認として、小学校6年生の9月から4回にわたって実施される合不合判定テストは、志望校判定の模試として最も信頼できるテストとして有名です。
2006年に大学受験の大手予備校、東進ハイスクールを経営するナガセの傘下となり、私立大学付属学校の人気が高まる昨今で、今後の四谷大塚の中学受験対策の動向にも注目したいところです。
2016年度より文部科学省が私立大学に対して、定員管理の厳格化を実施しました。
これは「地方創生」のもと、大都市圏への一極集中を緩和するという目的で制定されましたが、入学定員を超過した私立大に対する私立大学等経常費補助金の配分を厳しくしたことで、主要私立大学で合格者数の大幅な減少が引き起こされました。これによって、当然のことなかまら、合格ラインの引き上げが生じています。
そのために、人気大学においての従来の偏差値の数値がほとんど参考にならなくなっており、合格判定模擬テストの点数で合格率80%以上の結果でも本番の大学受験で不合格になってしまう受験生が続出しており、各大学受験対策塾が頭を悩ませているとか。
今後また大都市圏に学生が集中すると、入学定員管理の厳格化がさらに進むことが予想されています。
上記のように人気大学の合格が厳しく、さらに難関大学の入試がさらに大変に難しくなっているので、私立大学の附属校・系列校の小学校、中学校に人気が異常なほどに集中し、どんどん難しくなっています。
大学附属の小学校、中学校に入ってしまえば、学校内の期末試験などの定期試験で普通の成績を収めれば、そのままエスカレーター式に大学まで上がれるので、大学受験の心配がありません。
そんな心配をしなくて良いので、大学附属に人気が集中する要因なのは周知の事実です。
慶應、早稲田の2大私大附属を筆頭に、明治・青山学院・立教・中央・法政のいわゆるMARCHと呼ばれる附属校、学習院や成蹊など人気大学附属校の偏差値も急上昇しており、今や「開成」「麻布」「武蔵」の御三家に匹敵しようとするくらいの超難関校になっています。
週刊ビッグコミックスピリッツで2017年から連載がスタートした漫画『二月の勝者-絶対合格の教室-』。
中学受験をあまりにもリアルに描きすぎた、この漫画は、受験生を持つ保護者の必読の書として、今注目を浴びています。
サピックスをモデルにした最大手進学塾フェニックスや御三家に受かる可能性は2.58%など、実際のデータをもとにした内容はまさに現実の中学受験そのもの。
今後の展開も気になるところです。中学受験を目指す家庭なら、ぜひ読んでおいてください。
英語力が身につき、国際性が高められるインターナショナルスクールですが、費用が高いイメージが定着しています。
一般的に安くても年間約200万円台、平均的には300万円台の費用がかかるといわれています。
教育費、給食費、活動費含めた費用が、日本の公立小学校の場合は平均で30万円台、私立小学校でも平均で150万円代なので、私立小学校に比べても倍前後費用がかかることに。
ただしインターナショナルスクールの場合、小学校、中学、高校までインターに通うお子さんがほとんどなので、
英語力とコミュニケ力を磨いて、面談中心に転入転校で進学していくケースが多いので、それぞれの中学高校の受験対策の塾や教科別の学習や対策テストを考える必要がありません。
インターナショナルスクールの場合、塾通いの代わりにサマースクールやアフタースクールがあり、そこは別に費用がかかってくるようです。
また、日本の小学校、中学校、高校に通っていると、港区、渋谷区では小学校1年から塾通いが当たり前です。
そうなると、小学校1年から毎年塾代がプラス。
そこに夏期講習、冬期講習、テスト費用が重なっていきます。
さらには小学校5年からは志望校対策コース、苦手科目対策コースなどの講座がアドオン。またそこに家庭教師や「TOMAS」などの個別指導塾をつける親御さんも…。
それが中学校、高校受験でもかかってくることを考えると、実はインターに通う費用と、あまり変わらないなんてケースも多いようです。
中学受験で特に重要科目となるのが、算数と国語。
学校によっては、受験の配点が、算数と国語がそれぞれ100点、理科と社会がそれぞれ50点というように、入試で理科や社会より算数と国語の配点が高い学校が多いようです。
また、午後入試を実施している学校では、算数と国語の2科目入試が多いようです。最近ではさらに算数の1科目入試を実施する学校も年々増えてきて、高倍率となっています。
なぜ国語と算数が重要視されるかというと、理科や社会は基本的に暗記のみの詰め込み式勉強ですが、国語と算数は応用力を判断できる科目だからです。
そこで計算や漢字力を高めるために、ドリルやプリントなどによる毎日の反復の積み重ねが大切です。
そして算数の問題を解くためにも、国語の読解力が必要なので、低学年からこの2教科に力を入れる塾がほとんどです。
こうした算数と国語の基礎学力、反復学習が14日ということでも、中学受験においては、上記の4大受験対策塾だけでなく、公文教室を幼い頃から通わせていることを重要に考えている親御さんは多いようです。
西川将史Masashi Nishikawa
二児のパパであり京都出身の実業家。大学卒業後、大手IT企業の営業職を経験。その後、投資用不動産専門ベンチャー企業に転職。 2008年11月、渋谷区にて株式会社センチュリオンを設立。同社は、設立以来300棟以上の投資用不動産を投資家へ提供し、投資家の資産形成を行ってきた。2018年からは資産形成サービス「Elephant℃」、保険代理店向監査システム「監査のミカタ」、AR事業「センチュリオンAR」、個人情報保護システム「ドイトル」その他民泊認証システムなどをリリース。現在は、センチュリオン他、複数の会社の経営や事業への投資を行っている。
株式会社センチュリオンHP
http://www.cent.co.jp/
センチュリオン社長ブログ
http://blog.livedoor.jp/centlog/
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