今回は東京大学卒のママ湯浅さんとパパ小澤さんが登場。東大卒のお二人の考える子育て論、進学論についてお話を伺いました。
東京学芸大学の附属校として1954年に開校した男女共学の国立の高等学校。
筑波大学附属、筑波大学附属駒場と共に国立高校御三家と言われています。
公立と言っても、国立のため、都立や県立と違って学区がなく、私立同様に全国から優秀な生徒を集めています。
国立大学の附属学校は文科省の実験校の一環としての役割も担っております。
ですので、その目的として「学部・大学院における研究を附属学校で実際の指導に取り入れ、その結果を学部・大学院の教育研究に反映していく実験・実証校としての役割」、「学部・大学院の教育研究に基づいて、教育実習生を指導する教育実習校としての役割」、「一般公立学校と同様に普通教育を行う公教育の役割」、「地域の学校と連携して教育・研究を推し進める役割」が挙げられています。
2012年には文部科学省が科学技術や理科・数学教育を重点的に行う「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」に指定。
2014年度には高等学校等における世界に通用するグローバル・リーダー育成に資する教育を通して、社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、問題解決力等の国際的素養を身に付け、もって、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図る「SGH(スーパーグローバルハイスクール)」に選定されています。
静岡市にあるキリスト教の教育理念に基づく中高6年間一貫の私立男子校。
学校敷地内に学生寮が設けられているので、東京や神奈川、愛知など静岡県外からの生徒が多いのも特徴です。
寮生が多く自然溢れる伸び伸びした環境ゆえに、塾に行く生徒が少ないのも特徴です。
寮を完備している中高一貫の私立男子校は、他にも男子校だと鹿児島のラ・サール、愛知の海陽学園、女子校では北海道の札幌聖心女子学院、男女共学なら高知の土佐塾が有名です。
他にも、北海道の函館ラサール、神奈川の桐蔭、千葉の暁星国際、京都の洛南など全国に多くの寮完備の中高があります。
日本のインターナショナルスクールでは、軽井沢のユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンという全寮制の高校があり、アジア全体から生徒が集まります。
また神奈川県の超難関進学校、聖光学院は姉妹校です。
静岡聖光学院の3代目学校長レイモンド・ヅシャールムは、同修道会の修道士であり、東京世田谷区にある超名門のインターナショナルスクール「セント・メリーズ」の小学校教諭であったことから、同スクールも姉妹校です。
ラグビー部は花園に5度出場を果たしている強豪校で、文武両道な学校であります。
高校を卒業すると校則のルールもなくなり、周りは大学生や社会人になりますので、浪人時代は様々な誘惑があり、勉強をサボりがちになってしまいがちです。
それを避けるために、小澤さんは東京都墨田区両国に本拠地のあった全寮制の両国予備校に通ったそうです。
1948年に開校し2005年に閉校になりましたが、医歯薬系を主力にした全寮制のスパルタ教育を特徴とした大手予備校でした。
当時は医歯薬学部への高い合格率で人気を集めていました。
現在、全寮制の予備校は、河合塾などの大手予備校や、医学部に特化した東京医師進学院、メディカルラボやメディオなどかあります。
全寮制の予備校の場合、予備校に通っている時間以外…寝る時間以外は24時間受験勉強モードで、寮に入るくらい勉強意識が高い環境なので、お互いが切磋琢磨し成績が上がりやすい環境を生むようです。
東京学芸大学附属高校は、約2/3の生徒が学芸大附属世田谷、竹早、小金井の附属中学校から進学してきます。
また附属高校とはいえ、そのまま大学には上がれるわけではなく、2019年度は東京学芸大学に進学した生徒は4名でした。難関大学への高い進学率を誇り、なかでも東京大学志望者が多く2019年度は44名が東大に合格しています。
これは60年以上の歴史の中で、生徒お互いが最難関大学への合格意識が高い学校風土ができており、切磋琢磨する環境の中で、昔から高い東大合格率を誇っているので、その土壌と伝統がしっかりできているのも特徴です。
国立の小学校は、国立の附属小学校は本来、新しい教育を実施して、他公立小学校の教育の質を向上に役立てるために存在しています。
日本の義務教育の研究を深めるための実験的なモデル校としての役目を担っているのです。
上記の国立大学附属小学校においては、対談中に出てくる「くじ引きで半分〜」ではなく、「くじ引きが3分の2〜」が適正かもしれません。
東京学芸大学附属世田谷小学校&小金井小学校、横浜国立大学教育学部附属鎌倉&横浜小学校、埼玉大学教育学部附属小学校、千葉大学教育学部附属小学校は第一次検定で能力テストを実施し、第2次検定は抽選を行い、最終入学者を決定します。
能力テストだけじゃなく、抽選もある国立大学附属小学校お受験。
まさに運も実力の内、という考え方です。
文部科学省の「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」によれば、2018年度から中学高校の英語科目の授業はオールイングリッシュで段階的に導入されています。
英語での身近なコミュニケーション能力の向上を目指しています。
ただし英語の授業以外は日本語なので、英語を覚えてコミュニケーションを取れる発音やボキャブラリーを身に着けるまでは難しいように思われます。
やはり日常的に常に英語に触れコミュニケーションする環境が必要です。
そこで日本のインターナショナルスクールでは、英語でのコミュニケーション力を身に着けるために、授業はもちろんのこと、学校内でのコミュニケーションはすべて英語のみを原則としているようです。
毎日の学校生活を英語のみで送ることによって、英語脳に強化していくのです。
オールイングリッシュのインターナショナルスクールでは、休み時間や登下校のバスの中でも英語以外の言語を使わないように学校側も目を配っているようです。
家の中での家族間では日本語などの母国語を使っても、学生のうちは学校生活や勉強を全て英語脳にすることで、社会人になってからも会社生活や仕事もスムーズに英語脳になるのです。
今や楽天やソニー、トヨタはじめ世界に名だたる日本企業も、採用において学歴よりもTOEICなどの点数など英語力を重視したり、企画書や会議が英語だったり、英語でのコミュニケーション能力はどんどん増しています。
米国でオバマ大統領(当時)が2011年の一般教書演説でSTEM教育を国家戦略とし、教育省が実証プロジェクトを推進している教育。
STEM教育という言葉は「Science(科学)」「Technology(技術)」「Engineering(工学)」「Mathematics(数学)」から4つの頭文字を取って作られました。
そしてデジタル社会において、将来の教育の充実を図るSTEM教育に芸術の「A」を加えたのが、さらに進化したSTEAM教育です。
世界の共通言語としての英語と数学、そして芸術性を徹底的に学ぶことで、世界中のコミュニケーションがより取りやすくなるのです。
デジタル、コンピュータの言語は数字と英語です。
そこにエモーショナルな芸術的センスが必要です。
デジタルシフトする世の中で、数学、英語は、未来のプログラミング教育を勧める中で欠かせません。
ですが、日本の小学校、中学校、高校ではまだこのSTEAM教育、サイエンス教育を実施している学校はほとんどありません。
このサイエンスを最重要視した教育をしているサイエンススクールがアメリカを始め、世界中で増えています。
日本では2003年に設立されたローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンスがその先駆けです。
西川将史Masashi Nishikawa
二児のパパであり京都出身の実業家。大学卒業後、大手IT企業の営業職を経験。その後、投資用不動産専門ベンチャー企業に転職。 2008年11月、渋谷区にて株式会社センチュリオンを設立。同社は、設立以来300棟以上の投資用不動産を投資家へ提供し、投資家の資産形成を行ってきた。2018年からは資産形成サービス「Elephant℃」、保険代理店向監査システム「監査のミカタ」、AR事業「センチュリオンAR」、個人情報保護システム「ドイトル」その他民泊認証システムなどをリリース。現在は、センチュリオン他、複数の会社の経営や事業への投資を行っている。
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センチュリオン社長ブログ
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